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奈良帰省日記2008 【7】 世界遺産 南都・吉野山へ(1)
奈良帰省日記2008 【7】 世界遺産 南都・吉野山へ(1) 葉桜 吉野
世界遺産 南都・吉野山へ 2008.5.3 9時、家を出る。 近鉄で吉野まで切符を買う。700円。日本へ帰ると半端でなく交通費がかかる。特に近鉄は高い。 橿原神宮前で吉野線に乗り換え。 近鉄は合併を繰り返して大きくなったので事情がある。橿原線はレールの幅が新幹線と同じ標準軌で吉野線は近畿の私鉄ではめずらしくJRと同じ狭軌。まあ今ではJRも私鉄だが・・ 吉野線に乗り換えた時にいっぱいいた乗客は二駅目の飛鳥駅で多くが下車、以後はよく空いてきた。桜の季節も終わったので吉野はやっぱり少ないのだろうか。 飛鳥駅の次は壷阪山駅。ハイキングコースの案内板に壺阪寺の文字が見える。懐かしい。時間があったら壺阪寺から高取城址のきれいな石垣を見に行ってもいいと思いつつ、11時過ぎ、近鉄吉野駅に着く。 おそらく吉野は2度目。以前のイメージはほとんど頭に残っていない。駅に置いてある地図を取り駅を出る。 駅前はきれい。駅前通りは案内図が並んでいる。吉野歴史ウォーク、近畿自然歩道・・・ ケーブルカーもあるが、のりば横の径を通って登る。葉桜の半透明の緑に囲まれながら少し行くと視界が開けて美しい山々が見えてくる。ほんとにどうしてこんなに美しく変わって来たのだろう。平城宮への道、民俗公園、松尾寺など、どこへ行っても美しくなっている。うれしい誤算。 15分も歩くと(登ると)ケーブルカーの吉野山駅。歩いてすぐなのにケーブルカーがあるのは何となく不思議な気分、これぐらい歩いた方がいいのでは・・と思う。 傍らに上へ登る小径を見つけ登ってみる。美しい山々と谷沿いの村が見えて楽しい。 黒門へ。金峯山寺の総門らしい。 居並ぶ食堂の適当な所に入り、山菜うどんというものを食べる。650円。見晴らしのよい食堂だった。 金峰山寺の仁王門をくぐり蔵王堂。南北朝の吉野町宮跡。あと、また土産物屋が並ぶ。 自然道に入り歩いているとガシャッという鈍い音、何だろうと思っていると右手の林からおばちゃんが大きなタケノコを抱えて飛び出してきた。明らかに観光客がタケノコを盗んだという格好。待っていたもう一人のおばちゃん、「あんたは力があってええなあ」 今までの最高の気分が一気にそがれてしまった。二人は僕を見てにっこり微笑みかけた。顔の表情から照れくささからではない。 アホか、笑えるかっ! 気分を取り直して野道を如意輪寺を目指す。桜の終わったあとの葉桜ときれいな花が咲き乱れる小径を写真を取りながら行く。年配のグループやらカップルも。年配の一人ハイカーらしい人、挨拶を交わす。 如意輪寺の門前は高い木立がすごい。後醍醐天皇の御陵前は工事中。 吉野宮滝へ行こうと思った。道しるべは「水分(みくまり)神社・宮滝」、ここを行く。 水分神社を出ると近くにあった喫茶店へ。こぎれいに飾り付けられてあか抜けている。現地人の女性が経営しているようだ。 「ここもあそこも空き家」と指さす。この辺では土地を離れる人が多いのだそうな。 このあたりは海抜700m程度、冬は雪がすごくて毎年2月ぐらいに雪が最高になるとのこと。特に今年の冬は毎週雪下ろしをしていたと言う。 ここから宮滝まではかなり距離がありそうなことを言う。店の時計を見るともう4時、宮滝は難しいか・・・ 宮滝からバスが出ていて上市へ行けるらしい。 駅前でもらった地図で確認してみるとあと4km程度で宮滝へ行けそうだ。行ってみるかな・・ 喫茶店を出て稚児松地蔵へ戻り、宮滝を目指す。 林の中の道を行く。ここでハプニング、デジカメの電池が切れた。時間をおいて1枚だけ撮影できたがそれ以上は無理。あきらめた。 あきらめるといい風景がたくさん出てくるような気になる。 宮滝に着くときれいな夕日が川に反射している。川では川遊びの子供たち。 吉野歴史資料館というのがある。閉館時刻だろうけど行ってみる。休日以外は見学に予約が必要と・・・ バスに乗って上市駅へ行き近鉄で帰宅。8時。 1万9300歩 吉野、どうやらここも世界遺産になるらしい。「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれているようだ。北へ行っても南に行っても世界遺産だらけ、そのおかげで美しくなっているのかも知れない。 この日、吉野の歴史が政治に振り回されて焼き討ち、建設を繰り返しその姿を変えて来たことをしっかり感じた。何となく吉野が哀れに見える。でも自然の山の景色はそのイメージを吹き飛ばしてくれる。
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