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深センのバスの治安 - 数度のスリ被害の経験から
深圳のバスの治安 - 数度のスリ被害の経験から 2006年の6月末に深圳経済特区内でのミニバスが廃止されました。その代わりみたいに新しい路線には大型バスの長さを短くしたバスを見かけるようになりました。こうしてミニバスに乗らなくなると、ミニバスはちょっと怖い感じがしてきます。特区外へ行くと今もミニバスが走っていますが、乗ると緊張感が走ります。逆に言えば深圳特区内は安全性が増したと言えるかも知れません。 香港でミニバスは定員以上の客を乗せて走ることはありませんが、当時、深圳ではおもいきり詰め込んで走っていましたので物理的にも危険があるかも知れません。 (写真:香港のミニバス車内) 最近は滅多にありませんが、バスに乗る頻度が半端でない私は以前にバスでけっこう被害に遭っています。 特区内のミニバスではズボンのおしりのポケットをナイフで切られました。このときはミニバスに乗る前におしりのポケットの財布を胸のポケットに移していたのですが、名刺入れがおしりのポケットに入れてあったのでおそらくこれを財布と思いポケットを切ったのでしょう。切られた感覚は全くありませんでしたし、犯人と思われるのはこざっぱりした身なりの男性。ほかに席があるのに私の横に座りました。 (写真:特区内で廃止されたミニバス) 特区外でのミニバスではズボンのベルトに通す携帯電話ケースから携帯電話をすられています。このときは急に乗客が増えてきてそちらに気をとられ、自己防衛のスタイルをとることを失念していました。ただ携帯電話は、安物、フル充電でも電池が1日ももたなくなって来ていたので(新品電池でも同じ)、ちょっと嫌気がさしてきていたと言うことも関係しているかも知れませんが、SIMカードの再発行手続きがうっとうしい。 特区外の中距離大型バスでは鞄の外側の部分をやはりナイフで切られました。2回。一度は隣の男がスリだと見抜いていながら防衛できませんでした。ただ、こういう時の鞄は安物の上、外側の袋には貴重品は入れませんので2回とも切られたこと以外の被害はありません。でもじんわり腹が立ってきます。 このときも特区内のミニバス同様、犯人はこざっぱりした服装。 (写真:特区外の中距離バス) で、いろいろ経験を元にスリを見抜いて難をさけたと思える出来事が数度。 以前、日本語を話す朝鮮族の中国人が日本へ行き新幹線に乗ったとき、連れの日本人と一緒に荷物を座席に置いたまま食堂車へ。長時間の後、荷物がそのままあるのを見て感激したと話していました。 ただ、いろいろなニュースを聞くと、こういう種類の治安の良さは日本だけといえるでしょう。海を越えれば、自分の身は自分で守らなければなりません。いわば、無菌培養で育った日本人、防御態勢が自然にとれるように授業料と訓練が必要なのでしょうね。 → 路線バス
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