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香港初在住日記(102) 日本での手術を終えて香港へ (1997.6.16)
7時起床。ほぼ1ヶ月の日本滞在を終え今日は香港へ戻る。関西空港11時10分のフライト。 兄が7時半ごろ来てくれた。車でJR郡山駅まで送ってもらう。 8時前の快速電車が発車しかけている。8時4分発の快速までに乗れば十分間に合うのでゆっくりと改札口へ。あと普通電車も見送って結局8時4分の快速に乗り(大阪)天王寺駅で8時52分の関空行きに乗り換える。朝の通勤時間帯のせいか鳳駅まではのろのろ運転。関空には9時40分着。 ANAのチェックインを終えたのは10時を過ぎていた。手持ちの日本円が空港税を払うと2000円ぐらいしか残っていない。次に帰る時は日本円に両替しなければならないだろうか・・ 予定より少し遅れて離陸。機内は今日やけにスチュワーデスが多い。研修だろうか、客は少なめ。 香港は雨だといっている。25度。いやに温度が低い。日本より涼しいかと思えるほどだ。 香港が近づくと気持ちも複雑になってくる。昨日は香港に行きたくないような気分だったのにそういう気持ちが薄らいでくる。 香港到着は2時を過ぎていた。機から出るとむっとしてかなり湿度が高い。 香港啓徳空港 イミグレを通過してタクシー乗り場へ向かうと人がたくさん待っている。したがって2階へ行きズルをする。客を運んで空港へ来たタクシーを直接ゲットする。(当時はまだあの狭い啓徳空港です) 久しぶりの香港を雨の中タクシーで我が家へ。 アパートのエントランスにはあのキー騒ぎでお世話になった管理人のおじさん。おかげで少し情が移ってきている。彼は僕の顔を見るとエントランスのドアロックを外してくれる。 郵便受けには予想通りめいっぱいたまっている。部屋に持って帰って整理してみる。 手続きはしていたのだが有線テレビはまだオートペイ(自動振り込み)にはなっていなかった。有線、007国際電話代、管理費の小切手を書く。有線、電話代共に支払期限が過ぎている。ガス代はまだ「貯金」が残っている。 マンションの居住者カードもできている様子、5月29日までに取りに来るように書かれていた。 他にCTI電話の申込書があるがここはデポジットが必要というので断っているはずなのに。金を払わず申請を却下すると言う蘭に印を付け郵送。 忙しい。友人から電話。あさってから出勤する旨伝える。 こうしていると僕はやっぱり香港の方が合っているのかも知れない。何となく生き生きと動いている。ふるさとは別だけど・・ 日本から持ち帰ったデジタル体重計、温湿度計などを出す。除湿器を入れると湿度計の針はどんどん下がる。90%近くあったのが50%になる。 国際電話0060の登録ができているためこれで家に電話をする。母に着いたことを知らせる。 小学校の同級生から当時の恩師が亡くなったことを知らされる。香港に来ることを手紙で知らせてはいるが会っておかなかったことが悔やまれる。 この頃はまだ啓徳空港。 ガス代の「貯金」とは、前に街の支払機で支払いをした時、間違えて2度支払ったのです。で、1度分がストックされています。 電話は当時IP電話会社が急激に増え顧客の争奪戦が激しく繰り広げられていました。申込書を電話会社にFAXするだけで普通の電話からIP電話をすぐ使えるのと基本料金が不要なのでありとあらゆるIP電話サービスに申し込んでいました。まず007、あと008、009、0060など。ただCTIはデポジット(保証金)が必要というので断っていたのです。
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